

なんか書いているうちに結構な長編に......。前回までで全パーツが"間違いなくポップアップ動作する"ことを確認しました。
このテストで作った制作見本と制作データを印刷所にお渡しして、印刷所でチェックの上、『型データ』を作ってもらいます。続いて、この『型データ』を"紙の刃"で裁断し、組み立てた白い製本見本が届きます。裁断は本来鉄製の刃でやりますが、一回作ってしまうと修正に費用がかかるため、固い"紙の刃"で裁断して製本をするそうです。(ただ、紙の刃なので数回使うと駄目になるとか)
ちなみに工場は中国にあるため、このあたりのやりとりは1回につき、1〜2週間かかります。そして出来上がった製本見本を見て問題がなければ、印刷所支給の『最終型データ』に再度データを貼り直し。ここからはもうポップアップの形状の変更などはできません。
初めてみたときは「うわっ」と思いました。一枚の紙でなんとかおさめようとパズルのように配置されています。必見です!!(下のほうに掲載)ここにデータを配置していきますが、その自分のMacだとパワーが足りず、でちょっとデータを動かすだけで数秒考え込む感じ。データの保存にはリアルで1分。この繰り返しでなんとか配置をして入稿します。これができたら、あとは色校製本を待ちます。待つこと、だいたい2週間。
出来上がった色校製本が......あれっ、ちょっと暗い!......ということがあったんですね。やはり手間暇がかかる案件なので、色校はちゃんと出しておくべきです。左の写真の通り、微妙に暗くなっています。これはこれで趣きがあるのですが、魔理沙の表情まで陰ってしまっているので、修正指示をします。こういった場合、国内だと「データをもう一度全部入れ直してください」となるケースが多いのですが、遠方なので「数値でくれ」と言われました。そこで、デザイナーと相談して「シアン-3%」の指定をして完成です。5月GWに完全に校了をして、そのあとはひたすら待つだけ。
こんな感じで全6回にわたる、ポップアップ(飛び出す)絵本『不思議の国の魔理沙』の制作レポートでした。その後、本は8月に自宅に到着してコミックマーケット78で頒布させていただきました。昨年の9月スタートで、完成が今年の8月。作るのに多くの手間と時間がかかりましたが、勉強にもなりましたし、作っていて大変楽しい本でした。
各種ショップ様で委託や展示をお願いしておりますので、ご興味をもたれた方はぜひ店頭でご覧ください。
制作にご尽力いだいた、マドカンスズキさん、あらいあすかさん、前田久さん、ラグタイム、大昭和BOOK&TOYの皆様、本当にありがとうございました!

全体のページ構成ができてきて、いよいよ表紙を作ります。マドカンスズキさんに表紙のイメージを伝えてその場で描いてもらいました! テーマは「頬杖をついた、アンニュイな魔理沙、あと後ろにアレな面々」。
一方中面の作業は、あらいあすかさんの指示にしたがって、切っては組み立てての繰り返し。紙ゴミが山のように出来ます。ちなみにポップアップができるようにと斤量の重い紙(→地味に固い→手が痛くなる)
マドカンスズキさんの彩色がおわったところで、いったん色つき版のポップアップ見本を作ります。これで実際に動かして、変なところがないかチェック。これが大事で、イラストの位置が悪くて、ページを開くとき引っかかる、などのチェックをしていきます。左の写真で付箋がついてるところはそんな指示をまとめたもの。
実はここがイラストレーターさんが一番大変なところで......かなりの可能性で"描き直しが発生"します。付箋の指示にしたがって、マドカンスズキさんがイラストの修正。「1mm横へ」「全体的に2mm小さく」などといった細かい修正をpsdデータに反映してもらいます。
ここで学んだことは......「一発描きにしないで、背景とキャラデータは可能な限りレイヤー保持にしておく」ことでした。この調整を知らずに一発描きをしていたので、マドカンスズキさんはここで非常に苦労していました......。
完全に動くことを確認したら入稿準備です。
これがまた、普段やっている印刷部の入稿と全く違うのでびっくり。詳しくは次回で......!
<ログ#6続く>

まだ暑い時期ですけど、3カ月半もすれば冬コミで何か完成していないと駄目なんですよね...夏と冬の間隔狭すぎでびっくりです。
COSMIC FORGEでは、冬目標にまた無謀にも3本(冊?)の企画を用意しています。
でもスケジュールで1本だけになるかもしれません。
今回は東方ではなく、すべてオリジナル作品&新規で考えています。ひとつ目は『The Harmonics Stories』(ハーモニクス・ストーリーズ)。
ちょっと変わった毛色の作品をイメージしています。制作が進み次第、またご報告いたします。どうかご期待ください!

しばらく間が空いてしまいました、制作ログ再開です。
まずは、どんなものができるのか印刷所と相談です。ここで色々なサンプルをみせてもらいますが、ひとつ誤解をしていました。
「どんなことができる?」ではなくて、ちゃんと設計されたポップアップ絵本なら「何でもできる」なんだそうです。
これは作るのがますますしんどそうだぞ、となり、とりあえずはこの一番ポピュラーな観音タイプのポップアップ絵本のサンプルを持って帰り、ポップアップ作家のあらいあすかさん、マドカンスズキさんと相談です。
「ここをどのシーンにしようか?」
どこにどういうポップアップデザインにするかというのが、なんというか慣れていないせいか非常に困難で、とりあえず「キメのマスタースパークか、ゆっくりチェシャ猫のシーンにしよう」と仮決めしました。
次のステップは、前田久さんのストーリーに合わせてマドカンスズキさんにイラストを仕上げていただきました。以後、このイラストが関係者の共通言語となって、ポップアップの試作の方針の礎となっていきます。
そして、2枚目がマスタースパークのイメージ図。これをみて、マスタースパークは演出上距離感が必要だから、先に挙げた観音タイプは「ゆっくりチェシャ猫」にし、試作を続けます。
ここの試作が一番キツイ時期で、あらいあすかさんのオフィスには連日このような紙ゴミの山。Illustratorで線をひいて、印刷しては切り貼りして動きをチェック。ひたすらこれを繰り返します。なぜ、こんなことをするかというと、「実際にポップアップが動作しない」ことを防ぐためです。(あらいあすかさん、本当にお疲れさまでした)
最後の2枚は、マドカンスズキさんのイラストをもとにあらいあすかさんがポップアップに加工した「プリズムリバー楽団」のシーンです。
はじめてこの動きを見たときは思わず感動しました!
このあたりが2009年の12月から2010年の1月の話です。
<ログ#5に続く>
『不思議の国の魔理沙』を、グレップ金沢店様で展示していただいています。
グレップ様
場所は金沢のタテマチストリートにあるオサレビル・ベルセル2F。お近くの方はぜひお立ち寄りください!

『不思議の国の魔理沙』、お買い上げいただいたほとんどの方はお気づきかもしれませんが......
「捕まえて殺しなさい! "こんてぃにゅう"ができないほどに!!」
のページで、ある部分をめくると、この騒動に巻き込まれた可哀想な子がいます。
お持ちの方、ぜひめくってやってください!
\やべぇ/

夏に本格出展するのは初めてで、しかも二日目出展も初。炎天下のなか、ご来場いただいた方、本当にお疲れさまでした。
ポップアップ絵本は、ポップアップの仕掛けを作ること、型抜きが必要な点、手作り製本ということで、お値段が高めになってしまいます。そんななか、COSMIC FORGEのチャレンジにご支援いただき、本当にありがとうございました。
過去に制作ログを書いていましたが、その続きも書いていきたいと思います。(途中で止まっていてスミマセン......)
8/15よりショップ様にて委託販売が開始しております。
一部のショップ様でも、実物が展示されておりますのでぜひ店頭にてご覧ください!
(とらのあな様でも始まります。URLは後ほど追加いたします)
[COMIC ZIN様]
http://shop.comiczin.jp/products/detail.php?product_id=5877
[メロンブックス様]
http://shop.melonbooks.co.jp/shop/sp_212001032546_cosmicf_hushigi.php
[ホワイトキャンバス様]
http://www.w-canvas.com/shopping/detail.php?item_id=41737
[グレップ様]
http://grep.will-zeal.net/tsuhan/big_view.cfm?ID=6922
コミケ、今週開催!?
台風が来るという噂がありますが、当日晴れますように......!
C78はCOSMIC FORGEとして新刊1冊、お手伝いを2冊させていただきました。
■2010/8/14(二日目)
『不思議の国の魔理沙』
COSMIC FORGE
東テ-43a
東方×ポップアップ(飛び出す)絵本!
魔理沙が迷い込んだのは、どこか可笑しい不思議の国。
本から東方のキャラたちが飛び出します
カオスでロハスな世界へようこそ!!
※三日目西あ-23bのマドカンスズキさんのブースでも少量委託します!(8/12追記)
■2010/8/15(三日目)
『the PASSION』
艾(http://madokan.web.fc2.com/)
西あ-23a
呪いか、それとも福音か。
身体に刻み込まれた紋章と引き換えに何かを捧げた少女たちの物語。
マドカンスズキさんが描く、ダークファンタジーをどうぞ。
『高木さんトリビュート』
壁の彩度(http://chromaofwall.com/)
西あ-23b
ポップでミート(meat)な女の子!?」
TNSKさんが描く"高木さん"のトリビュートブック。
こちらのキャッチの「ミート(meat)」ってどういう意味!?
答えは本を開けば分かるかも......。

いよいよコミケまで1週間を切りました...!
『不思議の国の魔理沙』の発売情報をお知らせいたします。
This is an Unbirthday party!
"なんでもない日、おめでとう!"
[不思議の国の魔理沙]
C78 8/14
東6ホール テ-43a
COSMIC FORGE
[価格]
イベント頒布価格¥2,000
※ブースでは展示も行いますのでぜひお立ち寄りください!

『不思議の国の魔理沙』のイラストレーター・マドカンスズキ様のオリジナルイラストストーリー『the PASSION』の制作をお手伝いさせていただきました。
『PASSION』は"情熱"。
『the PASSION』だと"受難"という意味になるそうです。
表紙のヒロインは隻眼。
縫い合わされた目に焼き付けられた紋章はどんな意味を持つのでしょうか。
『不思議の国の魔理沙』とは一風変わったダークなイラストストーリーをお贈りします。
[the PASSION]
C78 8/15
西2ホール あ-23a
艾(もぐさ)

壁の彩度様のC78新刊『高木さんトリビュート』の制作をお手伝いさせていただきました。
TNSKさんの描く、ちょっぴり猟奇系のスイートアイドル・高木さんを描いた豪華コラボブックです。
「ポップでミート(meat)な女の子!?」
38名の豪華ゲスト、高木さんの普段がわかる4コマ(微グロ)、ファミレスイラストなど企画満載で、楽しみながら作らせていただきました。本の仕様は210×210mmの正方形サイズ(幻想美術館、不思議の国の魔理沙と同じ)のほかに、数量限定で297×297mmの大判サイズもあるようです。
あと......『リア充ごはん』『珈琲の時間』『MASSIVE ARTIFACT』と謎のコラボが......!?
ぜひ会場でご覧ください!
[高木さんトリビュート]
http://chromaofwall.com/dojin/
C78 8/15
西2ホール あ-23b
壁の彩度

『不思議の国の魔理沙』はメロンブックス秋葉原店様でも展示&予約のご案内を開始しています。メロンブックス様の予約は8月9日までの受付となります。よろしければご検討ください!
[メロンブログ]
http://www.melonbooks.co.jp/blogs/?id=10080003
[商品ページ]
http://shop.melonbooks.co.jp/shop/sp_212001032546_cosmicf_hushigi.php

現在、メロンブックス様、COMIC ZIN様にて予約を開始させていただいている『不思議の国の魔理沙』ですが、COMIC ZIN秋葉原店で1冊(手元にあった1冊をかざっていただきました)だけ現物展示していただいています!
(オチがばれちゃうので箱入りです...)
お近くにお立ち寄りの際はぜひご覧ください!!
東方×ポップアップ(飛び出す)絵本『不思議の国の魔理沙』の事前予約を開始させていただいています(ちょっとだけ価格があがります...申し訳ありません!)。詳しくは下記ショップ様アドレスをご覧ください。
[メロンブックス様]
http://shop.melonbooks.co.jp/shop/sp_212001032546_cosmicf_hushigi.php
[COMIC ZIN様]

ようやく最終版の本が1冊だけ届きましたので早速写真に撮ってみました! この上にあるローテションバナーのところでも、代表的なページをぱちりと撮っています。
一部のショップ様では、7月末より事前予約を行っていただく予定です。店頭の現物展示も行いますので、ぜひご覧ください!
【仕様:不思議の国の魔理沙】
フルカラー上製本仕立て
サイズ:210×210mm
ページ数:18p(うちポップアップ仕様は8p)
重さ:350〜400gほど。紙がぶ厚いので重いです...。
厚さ:17mm(最厚部)